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古神道は心に響く
江戸時代までの日本人は、神仏と上手に付き合っていたと言われています。出産から往生までのいろいろな神事仏事や、彼岸にお盆など、土地にまつわる様々な行事が行われてきました。
そうしたことが忘れられつつあるのは、それらの行事の意味を伝える人が少なくなってきたからだと思いますが、意味を知れば大切に守らなくてはならないと感じる行事はたくさんあるのです。
私は日本人でありながら、お墓のこと、仏壇のこと、神棚のことなどなど・・知らない事がありすぎると感じていました。かと言って両親をはじめ、知っている人、教えてくれる人はこれまで身近にはいませんでした。
知らなければ知らないままでも何とかなるのですが、これでいいのだろうか?とずっと考えていたように思います。
こうしたことに関して、知らない人が多すぎるのはなぜなのでしょう?
お彼岸だから、お盆だからという時期的なことで行動をしても、その意味を知る人も少ないのでは?と思います。誰もが経験するお葬式に関しても、訳のわからない行ないばかりだとは感じませんか?
これでいいのだろうか?という思いと共に、お墓やお仏壇など、やるからにはご先祖様たちが気持ちよく感じていただかなくては意味がないと思っていましたから、そうしたことを教えてくれるのはなんだろうか?という問いをずっともっていました。
そうしてたどり着いたのが古神道です。「古」がついているのは、本来の神道が明治の頃に大きく書き直されて、変化を遂げてしまったからです。明治以前の神道を古神道と呼びます。
宗教の世界では仏の事をよく教えてくれるのだと思いますが、古神道では、神と仏の両方の世界観を知ることができます。
日本人は古来より、すべての存在には陰と陽があるとし、その「陽」の部分を神、「陰」の部分を仏と認識し、それらが陰陽調和されて大いなる力を生みだすことを知っていたのです。
神が生命を生かす存在とすると、仏は悲しみ、苦しみを救う存在であり、神仏両方の力が必要だったのです。陰と陽がそれぞれ力を出し合う中で調和していく文化や思想が古く日本に根づいていったのです。
意味のある大切なものを生かしてゆきたいと思って出会った古神道は、神社の意味、ご先祖様の存在、仏様のいろいろ・・・など、心のどこかで懐かしさを感じながら、ひとつひとつを思い出す。そんな作業に少し似ているように感じます。
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