スムーズにいろいろこなして旅ができたらいいけれど、パプニングは、今まで感じたことのないことを教えてくれる。UK3カ国、3000キロの旅

  • 問題ととれば問題になる。ありがたいととればありがたいものになる。


    Posted on 2013年7月30日(火) /カテゴリー: ONENESSに還ろう(メルマガ転載)

    ONENESSに還ろう- I am Healing 通信 vol.81

    スムーズにいろいろこなして旅ができたらいいけれど、パプニングは、今まで感じたことのないことを教えてくれる。UK3カ国、3000キロの旅。

    UK3カ国一周、3000キロを駆け抜けてきました。
    今回は初めて、スコットランドのハイランド地方の最北の地まで足を伸ばしました。

    今回の旅は今までにない手ごわいもので、初日から宿がない!
    旅の始めに、ロンドンから南の最南東にたどり着いたのがちょうどお昼。
    ツーリストインフォメーションに飛び込むと、ここから50km以内はひと部屋の空きもない状態で、とても混んでいるので出来るだけ北に行って探しなさいとのアドバイスに従ってひたすら北へ。
    ところが50km地点でも空きはなく、探しまわること7時間。
    道路はひどい渋滞でなかなか先に進めない中で、最後に飛び込んだインフォメーションでも空きはなし。
    その後、何十件、道ばたの宿に飛び込んだことか。。。
    夜になり、もう車中泊しかないとあきらめたところで、飛び込んだホテルで30kmほどの地点にチェーンホテルにひと部屋空きを発見。はああーーー
    町全体が一方通行の道路では道に迷い、おまわりさんには2度捕まり、2度目には違反切符も切られてしまい。。。

    ロンドン南のケント州は通勤圏内のため、もともと混んでいる地域に加え、素晴らしい庭が点在しているのでいつもにぎわっているのですが、今回は今までにない状態。
    ツーリストインフォメーションのスタッフも、この混みは特別なのよーーと、てんてこ舞い。
    南の地域の庭の取材はあきらめて、北に向かうことにしました。

    連日の難題を乗り越えて、ひた走り最北の地に向かいました。
    ハイランド地域は初めてのエリアです。
    走っても走っても、誰もいない。
    ただただ迫る大自然に圧倒。

    目に映るのは空と緑の広がりだけ。
    晴れている時には心をときめかすこの大自然は、黒い雲に覆われ雨が降り出すと脅威になる。

    恐ろしいほどの自然を体験してきました。
    人の手のまったく触れない緑の広がり、丘、丘、山、山、川、湖。
    鳥の姿はなく、鳴き声もない。
    蝶は舞わず、虫の声もない。
    草の中を歩いても、動くものはなにもなく、
    動く生き物を排除するような圧倒する大自然の広がりがあるだけ。
    耳をすませても音はない。
    ただ風の音しか聞こえない。
    ひれ伏すしかない360度の大自然のなかに入っていきました。

    連日、宿を探すのに本当に苦労していたのですが、北は北で宿が少ないのでまたもやちょっと大変でした。
    ハイランドにたどり着いた日、運良く一部屋の空きを見つけ安堵しながら向かった日、初めての体験が待っていました。

    B&Bには7時までに着くとインフォメーションのスタッフが連絡してくれていたので先を急いでいたのですが、せっかく見つけた宿も、時間に遅れるとキャンセルされてしまうことがあるからです。
    この大自然のなかの車中泊はあまりにきつい。
    急いで山道を走って向かいました。

    ところが山の中で警察に止められてしまいました。
    この道の先でクラッシュ事故があり、今、調査のために道は全面閉鎖されていて、いつそれが解除するかわからないとのこと。

    選択は2つしかありません。
    閉鎖が解かれるまで待つか、バックしてそこに行くか。

    閉鎖が解かれるのはいつかわからない。
    けれど、バックするなら、灯りひとつない細い山道を、200キロ余り走るしかない。
    すでにその日は500kmほど走りクタクタで、どちらを選択するかとても悩みました。
    さんざん悩んで、しぶしぶ待つことを選択。

    列に着くと、すでに数十台が待っていました。
    車を降りて先頭まで歩いていくと、先頭の車を運転していたおじいさんは、すでにそこで2時間待っているとのこと。
    ハイランドでこうしたことが起きると、じたばたしても始まらないから、車の中で待つのが一番だよ!とのこと。
    他の車の人たちは、道路に寝そべったり、みな静かにあわてずあきらめている。
    一日走っても、ほとんど人の姿を見ることのないハイランドの山の中で、たくさんの人がいる光景は不思議です。

    宿に電話をしたくても電話はない。
    何か方法を見つけようとあれこれ考えたけど、何も出来ない。
    叫びたいくらいイライラしている自分を見つけて、おおっ、こんな時こそ瞑想だわと、あきらめて瞑想に入りました。

    3時間ほど経過して夜9時頃、先端に様子を見に行った女性が、1台1台車の窓をたたいて、今聞いたことを伝えてくれました。
    その情報によると、当初バイクの単独事故と思われていたのが、ひき逃げの可能性があり、今、刑事がここに向かっているそうだから、彼らがここに着いて検査が行われるまで、あと5時間はかかるとのこと。
    ここから最も近い町はグラズゴーだけど、そこから刑事が来るとしたら片道3時間以上はかかる。
    もう、怒る気にもなれず、ほんとうにあきらめにはいれました。

    いくらあわてても、イライラしても、進めないものは進めないし、宿をキャンセルされるかもとあわてても、電話もインターネット環境もない。
    すっかり手放して天に任せそうと決意。
    とりあえず、水とコーン缶はある。

    前の車はスペイン人。後ろはドイツ人。。。今、ここで同じ気持ちを皆で共有している。
    不安になったりため息つくだけ損!損!と、すっかり開き直った。

    水をたくさん持っている人は、水いらない?と、ボトルを持って皆に声をかけにきたり、誰かに目があうと、しょうがないね!の笑顔でみんなが言葉は使わず会話する。

    歩いて行ける範囲にある家は、外に灯りをつけて、トイレを借りたい人に、快く家のドアを開けてくれる。

    ハイランドのこの時期は、夜10時半頃まで明るい白夜だと聞いていたので楽しみにしていたけれど、まさかこんな形で体験するとは思いませんでした。

    そうして静かに静かに夜は更けたころ、今度はザーザーの雨。
    みんな車の中に入り込み息を殺して過ごしました。

    うとうととして真夜中過ぎたころ、車の音で目が覚めました。
    反対車線から車がやって来た!!やったーーー道が通った。
    飛び上がりたいくらい嬉しい。

    暗い中探し当てたB&Bにおそるおそる近づくと、玄関にメモとキーを置いてくれていた。
    やったー、車中泊を免れたーー
    横になれるーーーー

    普段の何気ない暮らしのひとつひとつが、めちゃくちゃありがたいと感じた日になりました。
    車の中で日付が変わり、忘れられない誕生日を迎えました。

    グレンゴーは本当に美しい大自然が広がる地域ですが、嘆きのグレン(峡谷)と呼ばれています。
    300年余前に、イングランドがスコットランドに服従を求めていたとき、力の見せしめのようにある日、イングランドはこのスコットランドの静かな村を襲い、老人も子供のすべて無差別な殺戮を行いました。

    ユニオンジャックの旗は、4つの国の連合を表すものだけど、この旗が生まれるまでに、たくさんの悲しい物語がいたるところに刻まれています。
    点在するバトルフィールドに祈りを捧げながら、旅を進めていきました。

    ガーデン取材をしながら、大地と語ってきました。
    自然の中で暮らす人々の強さをしみじみ感じながら、英国人の生き方を面白く観察してきました。

    スムーズにいろいろこなして旅ができたらいいけれど、パプニングは、今まで感じたことのないことを教えてくれました。
    問題と見れば問題だらけの旅でしたが、ただ、それは起きていて、フォーカスせずに、そこから望む方向を見て行くだけ。

    それを学ぶ旅になりました。

     

    お 知 ら せ

    八王子瞑想会

            
    • 8月2日(水)、26日(月)

    広島 瞑想会

    • 伝授:7月12日〜13日
    • 瞑想会:7月14日〜15日

    逗子宿泊瞑想会

    • 7〜8月はお休みになります

    気仙沼瞑想会

    • 8月7日

    (瞑想会の予定が,場所などの関係で変更になることもありますので、HPで確認くださると確実です)   
         
    2014年1月10日〜19日頃ハワイ瞑想リトリートを予定しています。  

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